今までで1番最高の笑顔だ。

「アタシには皆がいないと絶対駄目だ。…だからね」
「何?」
「櫻菜に戻らして下さい」

深く頭を下げて礼をし頼む恋叶。
駄目なんて言うはずねぇじゃん。

「恋叶!」

山下が大声で叫んだ。

「おかえり!」

そう言って恋叶に抱きつく。

「…ただいま、双葉」

他の人も凄く嬉しそうだった。マジで良かった。

そして数日後…

「新しくこの組に入る宮田恋叶です。宜しくお願いします」

クラスの皆も驚いた顔をしているが凄く嬉しそうだ。そして…もう1人。

「藤海から来ました内村響希です。宜しくお願いします」

響希までやって来た。理由を聞けば『こっちの方が楽しそうだから』だそうだ。そんな理由で転入って出来るのか…?
まぁ終わり良ければ全て良しということで。

これからこのメンバーで卒業まで頑張ろうぜ!

「恋叶」
「何?蓮人」
「ゲーム、開始な」
「うん」

恋愛ゲームも、もちろん有りでな。

卒業まで少ししかない。楽しく過ごせたら良いと思う。それから響希も加わり遊びに行ったり進路を決めたりと沢山の時を過ごした。

そして…あっという間に