俺は赤根先輩を連れて駅前のカフェに入った。夕方ということあって学生も沢山いた。男2人でカフェとか虚しいなぁ…。 「それで?俺に何の用なわけ?」 赤根先輩はイライラしているのか声を少し低くして俺に聞いた。まぁ…怒るのも当たり前か。デート、邪魔しちゃったし。 今こそはっきり言おう。ウジウジしたって何も変わらないから。 俺は大きく息を吸った。 「先輩」 「なんだ」