同じ学校だって知ったのは夏休みが終わって、学校が始まってから。 「あれ?さっちゃん?」 友達と廊下を歩いていたら、後ろから声をかけられて…… 振り返ってみると諒だった。 「……歩と友達?」 驚いた顔をした、諒。 「うん」 あたしは不思議に思いながらも頷く。