さっきの熱気がそのままに、次の試合が始まる。 あたしたちは外に出ようと出口に近づく。 あ…… 扉の外では、諒たちが休憩をしていた。 歩はそれには気付かず、スタスタと歩いていく。 チラッと見ると水をグビグビと飲む諒と目が合う。 柔らかく笑う諒はいつにも増してかっこよかった。 やっぱり、あの試合の後だからそう感じるのかな?