『PM8:05~城内1階食堂~』

「ガチャ…ギィィ…」

「おっ!やっと来たな、名探偵!!」

ジョーが食堂の扉を開けると待ちわびたように橋本が声を掛けて来た。

「…お待たせして、すみません。」

ジョーはそう言いながら自分の席に座ろうとしたが、その隣には俯いたままの冴子が寂しそうに座っていた。