慌てて駆け寄り
その肩に触れようとした玲の手を
弱々しく棗が払いのける。
「触ら、ないで……うっ…げほ」
苦しそうに棗は喘いだ。
口を覆っている手は小刻みに震え
顔色は真っ青になっている。
棗を抱え上げて
玲は部屋を飛び出した。
廊下を歩いていたメイドが
驚いて振り返る。
不審な男の登場に
声も出せずに呆然となっていた。
「おい、洗面所はどこだ」
抱えられているのが
主の娘だという事に気付き
そのただならぬ雰囲気に
メイドは急いで洗面所へと
案内する。
無駄に広い造りの
調度品が豪華なバスルームに
駆け込むと
玲は中から鍵を閉めた。
「お、お嬢様!」
慌ててメイドがドアを叩いた。
外の騒ぎなど気にも留めず
玲はタイル張りの床に
棗を下ろす。
「う…っ…ぇげほ、げほ」
洗面台に突っ伏す棗を支えながら
垂れてくる棗の髪を
手で押さえてやる。
棗は苦しそうに
肩で息をしていた。
その肩に触れようとした玲の手を
弱々しく棗が払いのける。
「触ら、ないで……うっ…げほ」
苦しそうに棗は喘いだ。
口を覆っている手は小刻みに震え
顔色は真っ青になっている。
棗を抱え上げて
玲は部屋を飛び出した。
廊下を歩いていたメイドが
驚いて振り返る。
不審な男の登場に
声も出せずに呆然となっていた。
「おい、洗面所はどこだ」
抱えられているのが
主の娘だという事に気付き
そのただならぬ雰囲気に
メイドは急いで洗面所へと
案内する。
無駄に広い造りの
調度品が豪華なバスルームに
駆け込むと
玲は中から鍵を閉めた。
「お、お嬢様!」
慌ててメイドがドアを叩いた。
外の騒ぎなど気にも留めず
玲はタイル張りの床に
棗を下ろす。
「う…っ…ぇげほ、げほ」
洗面台に突っ伏す棗を支えながら
垂れてくる棗の髪を
手で押さえてやる。
棗は苦しそうに
肩で息をしていた。



