玲が出て行くのを横目で見ていた
瑠璃が会長さんて、と呟く。
「どの人と付き合ってるんだろ」
瑠璃の言葉に樋野は苦笑いして、
「どの人とも付き合って
ないんじゃない?」
と言った。
むしろ玲が同じ女性と歩く姿は
あまり見ない。
学校では“お気に入りの子”が
何人かいるみたいだが
大学生や社会人の女性とも
付き合いがあるみたいだった。
男子生徒から多少やっかみは
あるようだが樋野はあまり
気にならなかった。
玲は玲だし自分はあまり
恋愛の類に興味がない。
瑠璃が怪訝な表情をしていたので
あの人は博愛主義だから、と
笑って言った。
そういうの苦手です、と
瑠璃は呟く。
そう思う女の子もいるんだと
樋野は思った。
玲の周りでうるさく騒ぐ女子が
はっきりいって樋野は
嫌いだった。
どの女子も皆同じように見えた。
少し興味を持って樋野は目の前の
瑠璃を見る。
濃い目のブラウンの髪のサイドを
ピンでとめている。
制服は特に着崩すこともなく
指定の物をきっちり
身につけていた。
それにしても、本当に小さいな。
瑠璃が傍に立つと学校の
簡易ベッドも大きく感じる。
姉と妹みたいだなと樋野は
2人を微笑ましく思った。
瑠璃が会長さんて、と呟く。
「どの人と付き合ってるんだろ」
瑠璃の言葉に樋野は苦笑いして、
「どの人とも付き合って
ないんじゃない?」
と言った。
むしろ玲が同じ女性と歩く姿は
あまり見ない。
学校では“お気に入りの子”が
何人かいるみたいだが
大学生や社会人の女性とも
付き合いがあるみたいだった。
男子生徒から多少やっかみは
あるようだが樋野はあまり
気にならなかった。
玲は玲だし自分はあまり
恋愛の類に興味がない。
瑠璃が怪訝な表情をしていたので
あの人は博愛主義だから、と
笑って言った。
そういうの苦手です、と
瑠璃は呟く。
そう思う女の子もいるんだと
樋野は思った。
玲の周りでうるさく騒ぐ女子が
はっきりいって樋野は
嫌いだった。
どの女子も皆同じように見えた。
少し興味を持って樋野は目の前の
瑠璃を見る。
濃い目のブラウンの髪のサイドを
ピンでとめている。
制服は特に着崩すこともなく
指定の物をきっちり
身につけていた。
それにしても、本当に小さいな。
瑠璃が傍に立つと学校の
簡易ベッドも大きく感じる。
姉と妹みたいだなと樋野は
2人を微笑ましく思った。



