「桜野さん…!?」

と尋ねると彼は
白い歯を見せて笑った。

『あ…ごめんね!?これが俺だーかーらっ!!ま、気にすんなっ!!』

素があんなの?!
ガキとか使うの〜!?

先々不安だ…。
と考えていた。

『スキありっ!!』

──────チュッ。
そっと触れた二つの唇。
紅くなる頬。
速まる鼓動と抵抗しない心。

そしてゆっくり離れた。
「…桜野さんのっ!!馬鹿ー!!!!」

『スキ見せんのがワリーっつの♪』

───なんだかホントやってけなーい(涙)