「よしっ、出来た」


15分後、料理が完成した。


私達は、席に着き、いただきますをした。


「やっぱ、ウマイな、栗原の飯」

「そ、そう?なら良かった」


ほめられることは、やっぱり嬉しい。

ほめられて嫌っていう人はいないと思う。


「栗原って、マジで料理ウマイよな」

「うん、ありがと」

「大バカのくせにな」


お、大バカ!??

何、それ?!


「大バカって何よ!!」

「そーいう意味だ」

「私って大バカだよねぇ。って、違うし!!今それ関係ないしっ!!!」

「違くないだろ?」

「私、そこまでバカじゃない!」

「じゃあ、何で俺ん家にいるんだ?」

「そ、それは…。料理が出来ない五十嵐君のために料理を作りに来てあげてるの!」

「何を~!」


昼食はずっとこんな感じで言い合ってた。(←私達はガキ?)