「みんなさ、先生のいやらしい姿、想像してる」
「それは個人の自由よ。ご勝手にどうぞ」
律は天井の蛍光灯をぼんやりと眺めるだけで、声のトーンも変わらず、微動だにしない。
そんな律が面白くないのか、何を考えているのか、男子生徒の右手が白衣をはだけさせ露わになった露骨をなぞり出す。
「我慢、したくないんだけど」
覆いかぶさっていた男子生徒の身体が急に重みを増し、自分の身体と共にベッドに沈む。
「なら一人で処理して頂戴。勝手になんでも想像して。勿論、ここではなくトイレにでも行ってね」
嫌味のように語尾を強めて言い放つと、圧し掛かっていていた身体が急に軽くなる。
そのまま律の身体から離れ、男子生徒の顔が蛍光灯と重なった。
そして、初めて男子生徒が破顔した。
吹き出し笑いをしたその瞳が、初めて人間のものになったと律は感じた。
細いフレームの眼鏡で影にはなっているが、先程とは違う光がそこにはある。
笑いながら男子生徒がどいたので、律は白衣を調えながら立ち上がる。
いつのまにか片足だけ脱げていたヒールを履きなおすと、男子生徒の笑いもひとしきり治まったようだった。
「それは個人の自由よ。ご勝手にどうぞ」
律は天井の蛍光灯をぼんやりと眺めるだけで、声のトーンも変わらず、微動だにしない。
そんな律が面白くないのか、何を考えているのか、男子生徒の右手が白衣をはだけさせ露わになった露骨をなぞり出す。
「我慢、したくないんだけど」
覆いかぶさっていた男子生徒の身体が急に重みを増し、自分の身体と共にベッドに沈む。
「なら一人で処理して頂戴。勝手になんでも想像して。勿論、ここではなくトイレにでも行ってね」
嫌味のように語尾を強めて言い放つと、圧し掛かっていていた身体が急に軽くなる。
そのまま律の身体から離れ、男子生徒の顔が蛍光灯と重なった。
そして、初めて男子生徒が破顔した。
吹き出し笑いをしたその瞳が、初めて人間のものになったと律は感じた。
細いフレームの眼鏡で影にはなっているが、先程とは違う光がそこにはある。
笑いながら男子生徒がどいたので、律は白衣を調えながら立ち上がる。
いつのまにか片足だけ脱げていたヒールを履きなおすと、男子生徒の笑いもひとしきり治まったようだった。



