小さな恋の物語【教習所】

「せんせ・・すごく優しくて・・・」

「うん・・・」

「私こんな地味で不細工で・・・」

「・・・」

「それでも先生はすごく明るく接してくれて・・・」

「こんな暗い私にも・・・先生は・・・」

「・・・」



もう言葉にならなかった。



先生を見ると少しきょろきょろしてた。

チャイムが鳴ってからだいぶ経ってたから、周りに誰もいなかった。


だから先生焦ってるのかな?


そう思ってドアに手をかけた。