小さな恋の物語【教習所】

視界がにじむ。


私はたまらなくなって眼鏡をはずして、目頭をそっと押さえた。





「日下さん・・・」




先生は少し困ってた。


そうだよね。先生からしたらいきなり泣きだしたんだから。




たまらなく自分が嫌だった。


自分に自信が持てなくて


肝心なとこで臆病で


何も変われない自分が。