―――――――――― ―――――― 「ねえ、探さないの?」 いつの間にか隣に見慣れない男の子がいた。 「つまんないじゃん。なんで葉っぱなんて探すの?」 でもね、本当は少しだけやってみたいって思うの。 ただ、そんなことしてたら、いつまでも子供だもん。 「ふぅーん。由香ちゃん探さないんだ」 どうやらこの男の子は私のことを知っているみたいだった。 「………知っているの?私の…こと」