そのことをつっこまれることは覚悟していたが、やはり焦った

「ああ、あの携帯?ちょっとポイントが貯まってね…」

ウソは言ってない

「ああそうなんですか。なんだかあの日勝也くん妙なハナシのそらし方するから。ポイントって抽選か何かなんですね」

勝手にカンチガイしてくれてありがとう!

「じゃあこれで僕たちトモダチですね」

(そうなの!?)

幸村は自分じゃ気づいていないが意外と図々しい奴のようだ

「まぁ…そうだな」

「じゃあまた!勝也くん」

どこまでもカンチガイして幸村は去っていった