その差し出された右手に、窪田の手が触れる寸前、“ダーーン”という耳をつんざくような音が響き渡り、目の前の救命士はガクリと膝を落とし、そのままうつ伏せに床上に崩れ落ちた。
窪田は反射的に、自分の腰の銃を抜き、銃声がした方に銃口を向けると標的を瞬時に捉え、その眉間を打ち抜いた。
そしてすぐさま、うつ伏せで横たわって動かない救命士を、転がすようにして仰向けにした。
脇腹からドクドクと、深紅のぬめった液体が流れ出していた。
窪田は慌てて両手でその傷口を塞ぐように押さえつけた。
「誰か!!誰か手を貸せ!!消防士が撃たれた!!」
そう叫びながら周りを見回したが、皆さっきの爆発で負傷しており、動ける者はいなかった。
「くそっ…」
窪田は小さく毒づいて、視線を再び救命士に戻すと、救命士はどこからか取り出した写真を手にし、眺めていた。
「海晴…克也…会いたい…」
若い救命士は呟くように力なく言い、涙ぐんだ。
「会えるさ、すぐ会わせてやる。だから頑張るんだ。気をしっかり持て!!」
窪田は彼の傷口を押さえたまま必死に励ました。
だが、救命士の右頬を涙が一筋静かに伝い、救命士は一瞬天を仰いだかと思うと、ゆっくりと瞼を落とした。
救命士の手から、写真がハラリと放れ、床に落ちた。
窪田は反射的に、自分の腰の銃を抜き、銃声がした方に銃口を向けると標的を瞬時に捉え、その眉間を打ち抜いた。
そしてすぐさま、うつ伏せで横たわって動かない救命士を、転がすようにして仰向けにした。
脇腹からドクドクと、深紅のぬめった液体が流れ出していた。
窪田は慌てて両手でその傷口を塞ぐように押さえつけた。
「誰か!!誰か手を貸せ!!消防士が撃たれた!!」
そう叫びながら周りを見回したが、皆さっきの爆発で負傷しており、動ける者はいなかった。
「くそっ…」
窪田は小さく毒づいて、視線を再び救命士に戻すと、救命士はどこからか取り出した写真を手にし、眺めていた。
「海晴…克也…会いたい…」
若い救命士は呟くように力なく言い、涙ぐんだ。
「会えるさ、すぐ会わせてやる。だから頑張るんだ。気をしっかり持て!!」
窪田は彼の傷口を押さえたまま必死に励ました。
だが、救命士の右頬を涙が一筋静かに伝い、救命士は一瞬天を仰いだかと思うと、ゆっくりと瞼を落とした。
救命士の手から、写真がハラリと放れ、床に落ちた。



