
- 作品番号
- 338171
- 最終更新
- 2010/10/11
- 総文字数
- 59,470
- ページ数
- 107ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 126,901
- いいね数
- 0
- ランクイン履歴
-
ミステリー・サスペンス12位(2023/05/09)
11位(2010/01/22)
母はある犯罪組織に拉致され
そこで…
無口で冷酷な殺し屋に出会う
『あなたは いつから…
自分のために生きるのを
やめてしまったの?』
『あんたは俺の…
マリアだった…』
※作者より※
暴力シーン含みます
そして
全てがフィクション
この作品のレビュー
【追憶のマリア】を読み始める前に、私がしまった!やっておくんだった!と後悔したこと。 1.人払い →旦那に「ご飯まだ?」とでも聞かれようものなら、喧嘩になります。途中で読み止められません! 2.変な音楽を消す →BGMのオススメは賛美歌アヴェマリアです。並みの曲では太刀打ち出来ません!私はかけていたことすら忘れました... 3.自分の年齢確認 →なんということだ!年齢を平仮名でしか言えなくなる魔法にかかりました... 最後になりましたが、 お手元にハンカチのご用意を。 この上なく素晴らしい作品です。
【追憶のマリア】を読み始める前に、私がしまった!やっておくんだった!と後悔したこと。
1.人払い
→旦那に「ご飯まだ?」とでも聞かれようものなら、喧嘩になります。途中で読み止められません!
2.変な音楽を消す
→BGMのオススメは賛美歌アヴェマリアです。並みの曲では太刀打ち出来ません!私はかけていたことすら忘れました...
3.自分の年齢確認
→なんということだ!年齢を平仮名でしか言えなくなる魔法にかかりました...
最後になりましたが、
お手元にハンカチのご用意を。
この上なく素晴らしい作品です。
何故おれは
愛する女を殺さなければならなかったのか
何故おれは
一つの愛する命より、
何十万の見えない命を
より尊いものだと疑わなかったのか
正義は愛に勝り
個は公に呑まれる
そんな
嘘っぱちな大義名分を
信じて疑わなかったのか
でも……
嗚呼、マリア
あんただけは守りたい
嗚呼、マリア
あんただけは笑っていて欲しい
壮絶な生き様のなか
出合った二人
愛という極限の際に
追い詰められた二人
その前に立ちはだかる
正義と公に
二人は呑まれ
……そして離れた
嗚呼、マリア
きみには俺の背負う十字架が見えたのか
嗚呼、マリア
神と等しく値する名に
永久の愛を込めて……
ハードボイルド&愛……スピード感がある作品です。
謎めいた部分を、徐々に明らかにしていく書き方は、先を読まずにはいられなくさせられます。
そして、大人の愛。切ないけれども、激しく羨ましいくらいの愛に胸が痛くなりました。
甘い恋愛に飽きた方は是非、読んで下さい。
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