北街には伝説がある。


罵声とバイクの騒音がここ北街では鳴り響いていた。

暴走族が荒れ狂い、どんどんと北街までもが変わりつつあった。

その元凶であった2つの対立グループ。

桐生良壱(キリュウリョウイチ)率いる“龍の牙”

陽向夏弥(ヒナタナツヤ)率いる“虎の爪”

その対立抗争を静め、飲み込んだのは、

二ノ宮那瑠(ニノミヤナル)率いる“闇の蝶”