寝てしまった夏弥の分を抜きにして、夕飯を二人分作る。 「…炒飯。」 常に常備されてる卵と冷凍パックのご飯と…野菜が。 「炒飯にナスっていれるのか?」 いつからそこにいたの、良壱くん。 「ち、炒飯じゃないんじゃない?」 「さっき自分で炒飯だって宣言してただろうが。」 呟いた声なのに、聞こえてしまったらしい。 「…きっとどこかの国では入れるよ。」 一人納得して頷きながら肉っぽいものはないか探す。 魚肉ソーセージだ!! ないよりは良い、と思ってそれらを入れる事に決めた。