廊下から誰かが吐く声が聞こえた。


ここは別名【死の病棟】と呼ばれている。

表面上は、重い病気の人がはいる場所だと言われているが
本当は、助かる確率の少ない病気の人達がいれられるのだ。


この病棟には、私よりも小さい子もいる。



死の病棟と呼ばれてるとも知らず

懸命に明日を生きようとしてる姿が

どうしてか、私には醜く思えた。


そばにかけよって


「どうせ私達は死ぬんだよ」

って言ってやりたい。


気がつけばこの世からいなくなるだけ。

だから頑張っても意味がないんだよって・・・


そう、私たちはどうせ死ぬ。