―翌日-

『桃~おはよ~~』と親友の玲奈。
玲奈とは幼稚園から一緒の幼馴染・・・。
今日も玲奈のスカートは短くされていて、巻き髪が目立つ。
そこがまたかわいいのか、すごくモテる・・・。
ニーハイの靴下をあげながら、『今日でこの学校ともお別れだね。』
といい始める。そこへもう一人の親友セナ登場☆
『おっはよ~~!なにしてんの?』
セナとは5年のとき初めて同じクラスになった。友達になったのは
セナが話しかけてきてくれてから、気があって・・・なにをするにも一緒になった。
玲奈とはクラスが違うけど、私と仲がいい玲奈を見て、可愛いと思ったセナが
『友達になりませんか?』と話したのがきっかけで2人も仲良くなり、
クラスは違うが3人は仲がいい。月1でみんなが部活休みな日を合わせて
遊んだ。学校のかえりなど、玲奈の家で遊ぶことなどちょくちょくあった。

私はバドミントン部。玲奈は吹奏楽部。セナは運動神経を生かして陸上部。
セナは背が小さい。とても明るくてみんなが守ってあげたいと思うような性格。
本人は築いていないようだが、密かにモテる。彼氏がいる。

私のことを言わなくちゃ!
『2人に聞いてほしいことがあるんだけど!!』

『なになに~?まさかの彼氏できたとか~??』とセナ。
『うそっ!ついに桃にも運命の人が~~??』と玲奈。

ちょっとまって2人とも。なんで勝手な想像からそこまでいくんだか・・・。

『ちがうってば!じつはね・・・・・』
『えぇーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっやだ!』
『行かせない。まだ、やり残したこといっぱいあるじゃん。だめだよぉ』
と2人は卒業式前からなき始めた・・・。
『私だって・・・・』私まで泣いちゃった・・・。

『でも、私が今度行くところ、ここから近いよ?』
その一言で2人は少し泣き止んだ。

『近いってどのくらい?チャリでも行ける?』
『うん☆チャリでもバスでも車でも来れるよ??』と私。
『やったー』一気に普通の顔に戻っていった2人。

『それより、玲奈のマスカラが・・・・』

『プッ!小学生の癖にマスカラなんかするからだよぅ!!』

『だって、私恋する乙女だもんっちょっとトイレ!』

『もう。仕方ないなぁ…。いくかセナ!』