「ふわぁ~あ」

「おっきな欠伸だな」

「だって寝みーもん」

大きな欠伸をして、オレはアイツに寄り掛かった。

アイツの部屋で、二人でテレビゲームをしていたところだった。

「眠いなら、ベッドで寝ろ」

「ん~…」

頷くも、オレはそのまままぶたを閉じる。

「…オイ」

アイツの低い声が、心地良い。

外は寒く、部屋の中があったかいっていうのも、眠気の原因だ。

それに…アイツの部屋で、アイツの隣にいること。

それがとっても安心する。