それは、つい先ほど───
─────────……
『どこでやるの?』
問題集とノート、筆記用具を持ってフラフラする。
やっぱり広い。
拓は一度机の上を片付けてから振り向く。
『ん……じゃあ、そのテーブルでやろうか』
指の先には、ソファの間のテーブル。
私がそのテーブルに道具を置いて、絨毯の上に座ろうとしたら、拓が声を掛けた。
『待って』
『え?』
軽く屈んだ姿勢で拓を見る。
するとゆっくり傍までやって来て、私の座ろうとした位置に座った。
えっ?!?!?!
『な、何でそこに……』
と尋ねると、
『早く座って?』
私の腰に腕を回して、強制的に座らせようとする。

