『約束よ』 念押しする。 特別に意味は無いけれど。 きっと、秋にはみんなで。 それを望んでる。 秀くんは、お前は忘れてるくせに、と呟く。 だから、絶対見ようね、とまた念を押した。 『花言葉』 秀くんが唐突に呟く。 その横顔を瞳に映す。 『何?花水木の花言葉』 興味津々で尋ねる。 きっと、素敵なんでしょう。 そう勝手な期待をして。 『スミには…合わない』 『え?』 言ってる意味を理解出来なかった。 私には、合わない? 余計に気になる。