咲いても、枯れても2~ソラ色~




『約束よ』




念押しする。



特別に意味は無いけれど。




きっと、秋にはみんなで。



それを望んでる。





秀くんは、お前は忘れてるくせに、と呟く。




だから、絶対見ようね、とまた念を押した。






『花言葉』




秀くんが唐突に呟く。



その横顔を瞳に映す。





『何?花水木の花言葉』




興味津々で尋ねる。



きっと、素敵なんでしょう。


そう勝手な期待をして。




『スミには…合わない』



『え?』




言ってる意味を理解出来なかった。



私には、合わない?




余計に気になる。