1階の窓に明かりが灯った事を確認すると、 やっと俺は駅へと歩き出す。 クリスマスまで、あと5日。 プレゼント、何がいいかな? 誰かとクリスマスを過ごすなんて初めて――だから。 ……あ 志月はノーカウントで。 変にざわつく心を持て余しながら月を眺めた。 「遅かったな」 いつも、帰る時間なんか気にしないオヤジが声をかけてくる。 そこでようやく気が付いた。 今度ちゃんと紹介するって言われてたんだっけ。 オヤジの後ろで、黒い影がユラリと揺れた。 「こんばんは」