頭から、離れない。






頭から、離れないっ!!!








「ちょーっと、啓っ!」



私は、叫んだ。





「…あ?なんだよっ!?」


いかにもウザがってる顔を私に向ける。







山下啓 ヤマシタケイ



中学から、一緒のクラスという腐れ縁。

しかも、やたらとあたしに絡んでくる。

ウザ絡みって、コイツとの絡みを言うんだと思う。



そんな啓と初めて腐れ縁で良かったと思った。










「ねぇー、さっきの人どこ行ったの??
何組??なんで、友達なったの??」





「はあっ!?」




「どこ中なの??彼女いるのかなっ!?」




「お前…。」




「ねぇ、なんで?なんでなんでっ!」




私がジタバタして言う。