意地悪王子とお姫様



そこで私は、雨芽にアドバイスをしてあげた。


まずは、友達からってね?


そして、確実であろうと断言してやった。




「絶対、順番よくやったら…黒木咲貴はお前に惚れるっ…!!」




雨芽が告白なんてしたら、普通は百発百中だ。

いきなり告白されたのは、別として?



雨芽は、自信がついたらしく…さっそく黒木を何故か、体育館に呼び出したらしい。



「…だ、だってね。焦ってて、裏つけるの忘れちゃったんだもん!!」


そんな言いながらも、嬉しい様子。


「まあ、頑張っておいでね?」


「ありがと!!」



この子の唯一の友達なんて、私は相当羨ましがられてるに違いない。


この笑顔を見ると、いつもそんなことを考えてしまう。