「…本当、うるさい。」

咲貴君が言う。




「ちがっ…、私じゃなくてっ…。
コイツがウザ絡みばっかしてくるんだよ。

私はね、咲貴君が見たいだ…、」





――バコッ!!!






「……うぅー…。」



さっきより、遥かに痛い…。



涙目になりながら、上を見上げた。






「あとで、職員室。」





先生だったのね……。