学校には来てるんだ…。 「体調が悪い訳じゃないんだね。良かった…」 思わずそう呟く。 「それが…そうでもないんだ。悠斗、ずっと様子が変なんだよ」 え? 「悠斗が来ないのは、きっと亜矢ねーちゃんに心配かけたくないからだ」 雅也君は右側の口元を指指す。 「ここのアザがまだ消えてないから。殴られた跡の…」 殴られた…? 「ど、どうして…!?」