アホ?


わたしは首をひねりながら


「あ、そう。」

と言って地面に落ちた

紙パックを見た。


まだ結構残ってたのにな。



そして

「でもさぁ」

と切り出してみた。



「もしそんな翔が言うその…

“いちゃいちゃ”ばっかりしてたらさ、」



翔は

うん、と返す。



「お互い飽きちゃってさ、



こんな風に、なくなっちゃうんじゃない?」




そう言って私は落ちて流れ出している


紙パックのアイスティーを目で指した。