だって…慎矢さんは仕事上いつもどんな時も、寝起きがいいもの。 私が肩を叩いたらすぐ起きるから。起きない事はまずないわ。職業病ってとこかしら。 「な、何よ?」 「あなた…慎矢さんに…薬飲ませたでしょう?睡眠薬か何かかしら?」 「…だったら何?慎矢さんが眠れないって言うからあげただけよ?」 「ねぇ…いい加減にしたら?嘘をついても無駄だって事わからないの?」 頭に来たわ。丁度いい機会だし。ここで決着つけてやろうじゃない…。