社長の息子と恋




「あいつにはちゃんと言ったか。」


「ちゃんとお袋にも言った。」


なんだか初めて見る2ショットについ微笑んだ。


邪魔そうにあたしの後ろの扉を開けてあたし達は心吾の家を後にした。


いつものように心吾の自転車の後ろに乗る。
心吾の髪はいつもシャンプーの匂いが微かにする。
パーマがかったような癖のある髪がまたオシャレであたしは凄く好き。


低くて冷たく淡々と話す声が好き。
たまに笑う顔が好き。
なんだかんだわかりにくいけど優しい所が好き。


だけど幼なじみの壁が厚くてあたしは気持ちを隠し続けている。
完璧な片想い。