「あのね、今日友達出来たんだよ! 可愛いくてね~いい子なの!」 嬉しそうに後ろで話す心亜。 『お前いつもダチ出来るとそれしか言わねぇじゃん。 他に特徴はねぇのかよ。』 「だって皆本当に可愛いくていい子なんだもん! それにしても心吾にも友達いたんだね~」 『どういう意味だ。』 「そういう意味だし。」 『振り落とすぞ。』 そう言ってわざとクネクネと自転車を動かす。 キャー!と言いながら俺にしがみついてくる心亜。