「エリス!!」
私の名を呼び、大きな建物の中から父がこちらへ駆け付けてきた。
「大丈夫か!?」
「う…うん」
まだ咳は止まらなかったが、なんとか返事ができるくらいには治まってきたようだ。
「それより何でお前がここにいるんだ! ちゃんと避難しろと、言っておいたはずだろう!?」
「だって……家の近くで火が見えたから、それで心配になって……そしたら何故かこんな場所に出ちゃって…」
私が苦しい言い訳を言うと、父は途端に呆れたような顔をした。
「お前…また迷子になったのか」
「迷子って私、もうそんな年齢じゃないわよ」
ただ、家の方角を探していただけである。
「ソーマはどうしたんだ? 一緒に避難したんじゃなかったのか?」
「避難所でハンナおばさんに会ったから、預けてきた」
「ったく、お前という奴は…!」
「だって家が燃えるの、嫌だったんだもん」
私の名を呼び、大きな建物の中から父がこちらへ駆け付けてきた。
「大丈夫か!?」
「う…うん」
まだ咳は止まらなかったが、なんとか返事ができるくらいには治まってきたようだ。
「それより何でお前がここにいるんだ! ちゃんと避難しろと、言っておいたはずだろう!?」
「だって……家の近くで火が見えたから、それで心配になって……そしたら何故かこんな場所に出ちゃって…」
私が苦しい言い訳を言うと、父は途端に呆れたような顔をした。
「お前…また迷子になったのか」
「迷子って私、もうそんな年齢じゃないわよ」
ただ、家の方角を探していただけである。
「ソーマはどうしたんだ? 一緒に避難したんじゃなかったのか?」
「避難所でハンナおばさんに会ったから、預けてきた」
「ったく、お前という奴は…!」
「だって家が燃えるの、嫌だったんだもん」



