「ねぇ、お姉さん」 『なに?』 明るい声で言われて、自分もソファーに座りながら男の子を見る。 その目はすっごくキラキラ光ってて、よく見るとますます綺麗な顔だけど、俗に言うイケメンの部類に入るのは間違いないと思った。 「お姉さん僕を泊めて?てゆーか、これからよろしく♪」 「冗談キツいわ」 にこーっと可愛く笑ったと思ったら、理解不能なことを言ってきた。 あぁ…もしかしてこの子、頭のネジが数本抜けてたり? 可哀想に…顔が芸能人並みに綺麗なのに、痛い子なんだ…。