『ちょっと…?そこでなにしてんの?』 寝るために、リビングの電気を消して自分の部屋に行くと、ベッドの上がもぞもぞ動いてる。 …つい昨日もこんなの見た感じがするんだけど。 「いーなー、このベッド。おっきいし、ふかふかだし!!」 『うん、分かったから今すぐどいて。寝るから。早く』 そうせかしながら言うあたしに、「やだー」と駄々をこねる莉夜。 『ちょっと、ふざけてないでさ。怒るよ?』 「だって…ほんと寒いんだもん、あっち」 近づいて行くと、少し膨れている莉夜と目が合った。