明るくなり初めて気付いたのだが親子の家は堤防のすぐ近くにある一軒家だ。息子が犬を連れて家に入って行った

『ところで…見掛けない顔ですが、旅行?ではなさそうですね…』
私の様子を見て言った。私が答えられずにいると

『うちで朝飯でもどうですか?』

中村英生…。

この人と出会い、私はまた愛に溺れより女になっていく

『はい…』

着いて行くんじゃなかった。断れば良かった。

そうすれば…。