「お前、こないだの女だな!あの男はどこにいんだよ!?」 「……し、知らないわよ!あんな男、見たこともない!」 「嘘つくんじゃねぇよ!!!早く言え!!!」 男達に取り囲まれている佐和の横を、素知らぬ顔で通り過ぎて、校門に足を踏み入れる生徒達。 女は仕方ないとしても、男なら何とかしてやれよ。 何で自分は関係ないって顔してんだよ。 だらしねぇ男ばっかりだな。