龍と虎に愛されて。


優華の舌に自分の舌を絡み合わせると、体中が熱くなって。


このままベッドに押し倒して、優華の全てを奪いたくなる。


優華の全部が、欲しくなる。


その時、玄関のドアが開く音が聞こえて。


俺は仕方なく優華の唇を離した。


「この続きは、また今度」


「……――ッ!!!」


顔を真っ赤にした優華の耳元でそっと囁くと、優華は体をビクリと震わせる。


その反応すら、可愛くて。


「優華って、感度いいんだね?」


「やっ……、大虎のエッチ!!」


優華は恥ずかしそうに頬を押さえて、俺から顔を背けた。