「もう、メールと電話無視すんのなしね。マジで心配になるから」 「う、うん!!今まで……ごめんね?」 「もういいって。今こうやって一緒にいられるだけで幸せだから」 「……あたしもだよ」 至近距離でバチッと熱く視線が絡み合う。 もう、我慢しなくていいのか……? 自分自身に問いかけても、答えなんて出ない。 優華に触れたい。 でも、触れていいのか分からない。 「……――ん?」 そんなことを考えていた時、何かが唇に触れた。