「大虎……君?」 「ほら、こっちのほうが可愛いって」 「やだっ……。恥ずかしいよ!」 頬を真っ赤にしてきゅっと目をつぶる優華ちゃん。 男に免疫がないっていうのは、本当のようだ。 「恥ずかしがることないって。優華ちゃんは、可愛いよ」 俺にとっては、世界中の誰よりも優華ちゃんが一番可愛いんだ。 すると、優華ちゃんはつぶっていた目を恐る恐る開けた。