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「今日はごめん。付き合わせちゃって」


「ううん、でも一人で大丈夫なの?」


「あぁ。もう大丈夫。俺は今日学校休んで『チビ』の面倒みるから」


杉崎君は子猫を『チビ』と名付けた。


チビは今、点滴をして処置室でぐっすり眠っているようだ。


「分かった。チビのことよろしくね」


「了解。チビの写真撮って、今度見せるから」


チビの話をする時の杉崎君の笑顔は眩しいほどに輝いていて。