Marvelous mercenary-マーヴェラス・マーセナリィ-

《ベリル~。聞こえてますか~?》

「うわっ!?」

 ベリルは突然、頭に響いた声に驚いてハンドルを持つ手を揺らした。

 少女は、思った通りのベリルの反応に楽しくてクスクスと笑う。

「ミレア様?」

 思い出し笑いでもしているのだろうかとアレウスは首をかしげる。

 ベリルは、聞き覚えのある声に眉間のしわを深く刻んだ。

「どういう事だ」

《実は~、力を使った者同士のつながりは強くなって、こうして会話が出来るのです》

「諦めが良いと思えば」

 こういう事かと小さく溜息を吐いた。