ミレアたちは、いつか滅びるかもしれない種族だ。彼の中には、すでに滅びた種族のDNAも存在しているかもしれない。
「ノアの、箱船」
無意識に口から突いて出た。
彼女の考えは憶測にしか過ぎない。されど、それが間違いとも言いきれない。いつか、彼の全てが暴かれる時代が来るのだろうか。
そのとき、人類はどのように発展しているのだろうか。彼の望む、争いの無い世界になっていればいいのに。
「まあ、いいか」
涙を拭い、彼の真似をしてみた。それだけで心が少し軽くなる。全ては終わったのだ、これからは自分のしたいことを見つけていこう。



