午後9時。 「お疲れさまでしたぁ」 今日のバイトも終わり。 今日は純とはシフトが違う日なので、1人で自転車で帰る日。 今日のご飯は何かなぁ"なーんてのん気に考えて走っていたら、通りの向こうを…、 「えっ…?」 純とセーラー服を着た女の子が腕を組んで歩いていたんだ。 "なに…" "何で" "だれ……" 頭の中が真っ白になる 手が震える… 体がふらふらする… "ポタ… ポタ… ポタ…" 涙が落ちた。