―……ガラッ。 リビングと廊下を繋ぐ引き戸。 あたしはそろーっと開けて、ソファに向かおうとした。 「あらぁ〜、由美可愛いじゃない。」 丁度、振り向いてしまったママに見つかった。 「ん、まぁね。」 苦笑しながら、ソファに座った。 「それ、昨日買った洋服でしょ? 自分で選んだの? よく似合ってるじゃない」 あたしは、それを聞かれて、やっと視線を翼に向けた。 目が合ってから、赤面してる翼を見て少し笑った。 「…由美笑うなよ…。 …洋服は俺が選んでやったの。」