その場の笑い声に囲まれた雰囲気に耐えられず、玄関近くの部屋へと走った。 ―……バタン。 「翼なんか、嫌い。」 ううん。元から苦手な人だった。 なのに、何を悲しんでるっていうの? あたしは敷いたままの布団に潜り込んだ。 今は、何も考えたくなくて……。 何で、泣いてるんだろう。 悲しむコトじゃなくない? 向こうに振り回されてるだけじゃん。 「ただの、従兄じゃん。」