「由美、材料足りないから買い物行かない?」 キッチンで叔母さんと夕食作りしてたママが、あたしに振り向きそう言った。 あたしはソファから降りて、「真子と行ったら?」と冷たく返した。 別に行きたいワケでもなければ、行きたくないとかそんな問題じゃなかった。 あたしの"母親"に対する変なプライドがあった。 …今更、優しくしないで。 …今更、あたしに笑わないで。 …今更、……何なのよ。 いっそのこと、冷たくして欲しかったのに……。