「よく見ない内に、翼も流ちゃんも大きくなったね〜。」 ママが感心したような声を出す。 「別に普通でしょ。」 「ハハハ。」 ふぅん。翼と流ちゃんって人の声はこんな声なんだ。 部屋の外の廊下で話してるし、人見知りのあたしは容易に廊下に出れない。 ましてや、10年ぶりに会う人なんて、どう接したら良いのやら。 横を見ると真子が目を覚ましていて、布団の中から「おはよ」と微笑んでいた。