また、戻されるんじゃないかな……。 出来たとしても、翼はカナダに行っちゃったら……。 あたしは一人ぼっちだよ。 「…多分、今日は山口に戻ってるはずだから。」 「…明日は?」 「明日2日は、色々と花嫁との準備だろうな…。」 あたしは、これから起ころうとしている突拍子のない出来事は、想像もしていなかった。 「取り敢えず、今日は家に泊まってきなさい。」 亜子さんが優しく宥めてくれた。 「はい……。」 もう、目の前も、心の中も…不安と虚しさだけが広がっていた………。