つまり、あたしと翼は離れ離れになって…、 多分、翼は結婚話を受ける。 あたしは、普通の暮らしに戻るコトになる。 もう、あたしと翼が顔を合わせるコトは無くなってしまう……。 ―…ガチャン……っ! 強く、玄関の扉が閉まるのと同時に…あたしの腕を掴んでいた手は解かれ……、 あたしは、その場に崩れ落ちた。 一体、何で……。 「何で……。」 「ごめんね、由美ちゃん。」 「…………。」 亜子さんは謝り、陽介さんは何も言わなかった。 きっと、この二人は何もかもを知っている。 あたし以上に……。